サムスン経営を築いた男 李健熙(イゴンヒ)伝

会社で買いました。個人的なサムスンのイメージはハードディスクと液晶ですが、数年くらい前から質が上がった印象があります。
読んで思ったことは、税引き前の利益があのトヨタを軽く超えているんだということが驚きでした。あと李健熙さんの仕事の50%を人材に、のこり50%を方針の決断に費やしているというのを見ると、社長の仕事というよりは、時代の管理人にでもなるかのように感じます。

そういえば、会社の求めている人材ってその会社の弱いところやより強くしたい特徴を大きくあらわしているものですよね。サムスンソニーとGEの人事に関して記述があるので比べてみるといろいろなことがわかります。

サムスン

  1. 会社の新規事業を主導する人材
  2. 変化と革新を主導する人材
  3. 透徹した価値観と組織観を備えた人材
  4. 人間味あふれる人材

ソニー(デジタル・ドリーム・キッズ)

  1. 好奇心を持ち、多様な分野の最高・最新のものを知ろうとする人。最先端の分野を観察しながら「自分ならどうするか」という代案を考えている人
  2. 商品企画から仕上げまで最善を尽くす人
  3. 執着すべきことと柔軟にすべきことの区別ができる、柔らかい頭を持った人
  4. 不可能に思えることにも挑戦する姿勢を持つ、ポジティブな人
  5. リスクに対する責任を持ち、時には危険を冒す勇気のある人

GE

  1. 情熱とエネルギーをもった人材
  2. 動機づけの能力がある人材
  3. 集中と決断、ベスト志向をもった人材
  4. 実行力のある人材

どう感じますか?
どの会社も時代を動かす力をもった会社であると思います。
でも、どの会社も変化しようとする力を持つ人を求めているんですね。
あとは皆さんで考えてみてください。